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ふかふか雪の大自然の中、スノーハイクで撮影を楽しむ旅。《癒された!》 大滝 恭昌
フォトグラファー(foto-f8代表)

暮れも押し迫った12月末、なかなか慣れない新しいミラーレスカメラを手に、スノーハイクをしながら雪景色の大自然を写真に収めようと一念発起。
でも札幌近郊は雪がまだまだ、岩見沢方面は大雪。
では、北へ行こう。あっそうだ!一年間頑張った自分へのご褒美として、温泉宿に一泊して撮影しよう。
宿は友人から薦められていた「ホテル大雪 ONSEN & CANYON RESORT」がいいかな。ホテルには温泉がいくつもあって「雪花」という部屋には内風呂もあるらしく、自分へのご褒美には最高かも!
層雲峡温泉は中学の修学旅行で泊まった思い出のある温泉街。これは楽しみだ。
という感じでバタバタと決めた旅にさあ出発、札幌から層雲峡を目指して車を走らせた。

ホテルにチェックインする前に、鉄板の景勝スポット「流星の滝・銀河の滝」へ行ってみる。冬に訪れるのは初めて。この日はものすごく寒くて何枚も重ね着をして、まずは滝を撮影。
滝はしっかり凍っていてアイスクライミングができそう!一瞬雲が流れて青空になってラッキー!!
山の上は険しくてなんだかヨーロッパの山のようです(行ったことないけど)。
スキーを履いて川沿いを軽くウォーキング。寒いけど気持ちいい!!
川の流れる音に癒される。

車に戻り今度は大雪湖へ行ってみる。さすが雄大で広い!
遠くには山々がかすんで見えるのが美しい。

寒くなってきたので、そろそろホテルへ行こうと移動していたら大函の看板が。
思わず寄ってみる。雪と柱状節理のコントラストが見事で思わず息を飲む。
神様が宿っているようでちょっと寒気が...あっ、ただ寒いだけかー。

ホテルにチェックインをしてフロント脇の「本箱」のところで無料のコーヒーをいただく。
冷えた体に染みます!一気に温まりました。

お部屋に行くとマッサージチェアが!なんてことでしょ!すぐに座ってスイッチオン。おー、癒されます。内風呂から聞こえてくるお湯の音がまた心地いい。思わずうたた寝をしてしまいました。最高!
浴衣に着替えようと手に取ると、その下から就寝用のパジャマが出てきました!浴衣で寝るとどうしても、朝までにははだけてしまう私には温かい心遣い。感謝!

欧風大浴場「チニタの湯」に向かうと「休憩室 やすらぎ文庫」という癒しの空間が出現。ハンモックに包まれて思わず絵本を読んで、またまた癒される。
そんなに私の日々は過酷なのか、思わずそう感じてしまう素敵な時間と空間に癒されっぱなしです。

地下には飲食店もあって、横のショーケースにはレトロな黒電話とカメラ。懐かしさにも癒されます。

夕食はビュッフェダイニング「HINNAの森」で。久々の「生ビール大ジョッキ」を片手に、好物ばかりを選んでいただく。並んでいる料理の種類の多さにはびっくり。しかも何を食べてもおいしくて、気が付くとおなかがいっぱいに!う~ん幸せ。ここはおすすめです。

1日目は二か所の大浴場を堪能してから部屋の内風呂へ。これまた癒される~!
風呂から上がって冷蔵庫でキンキンに冷えたビール(なんと!このプランでは無料)で癒されました~(無料で癒された?笑)。

久しぶりに爆睡して、翌朝は目覚めのためにお湯が熱めの「チニタの湯」へ。
いや~目が本当に覚める。天気が良ければステンドグラスからいい朝日が入るのだろうと想像してのんびり。美味しい朝食をすませて、身支度をしながら窓の外を見ると「氷瀑まつり」の準備中らしい光景が。

この写真は何年か前に、仕事で氷瀑まつりの撮影に来たときのもの。寒かったけれどきれいだったなー。あのときは泊まれなくて残念だった記憶が。

チェックアウトを済ませ昨日行った大函近くの林道でスノーハイク。柱状節理と川の音と鳥のさえずりに癒されながら、のんびりとスキーで歩く。最初はどなたかのスノーシューの跡があったのですが、しばらく行くとまっさらな新雪。気持ちよくスキーを滑らす。
ここでコーヒーでも飲めたら更に癒されるよな~。今度来るときはバーナーとパーコレーター忘れず持ってこよう。今回はそこまで考えなかったな。ちょっと反省。温泉のことばかり考えて準備しちゃったからなぁ。

本当にのんびり往復5kmのスノーハイク。翌日筋肉痛になり結局ミラーレスカメラに慣れずにいるのは言うまでもない。

*大滝氏からのメッセージ:

仕事では広告写真を撮っていますが、プライベートでは「鉄道のある風景」をメインに活動しています。いつもはスノーシューで山の中を徘徊して撮影ポイントを探しますが、今回スノーハイクでかなり楽しめたので、次回からはスキーで撮影ポイントを探してみようと思います。機材が20kg以上あって、それを背負うとスノーシューでもかなり雪に埋まってしまいます。スキーならもう少し楽に移動できそうなので。皆さんも一緒にスノーハイクやりませんか?そして冷えた体を温めて筋肉をほぐしてくれる温泉。本当に癒されます。

新年、写真協会の会議に訪れた「東京国際フォーラム」会議室にて

大滝 恭昌(フォトグラファー(foto-f8代表))
広告写真全般の撮影を手掛ける。北海道立近代美術館・北海道立三岸好太郎美術館など美術館の収蔵作品の撮影や展覧会の図録の撮影なども得意とする。
他にも風景撮影・料理撮影や建築撮影・人物撮影など幅広い広告写真の撮影を行う。
「鉄道のある風景」をテーマに北海道中を走り回る。
「図工美術授業にカメラを」で道内の小中学校で講師を務める。
2019年サッポロスマイル100フォトコンテスト審査員
ネクスコ東日本高速道路フォトコンテストアドバイザー
2021年白糠町フォトコンテスト審査員
2023年苫小牧写真連盟フォトコンテスト審査員
公益社団法人日本広告写真家協会(APA)北海道支部部⾧


写真・大滝恭昌(大滝氏が被写体のものを除く)