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神々の遊ぶ庭〝カムイミンタラ〟大雪山で子どもらと遊んできました
青山 千景 氏
北海道観光大使・札幌観光応援コンシェルジュ・フリーアナウンサー・研修講師
北海道観光大使・札幌観光応援コンシェルジュ・フリーアナウンサー・研修講師

あっ!保育園の準備していなかった!やばい、忘れてた・・・
もうこんな時間!お兄ちゃん、幼稚園バス来るよ、靴下はいた?
と、毎日が5秒に感じる日々を過ごしています。
北海道観光大使・フリーアナウンサー青山千景です。
いま、2歳と4歳の兄弟を育てる母として育児に全力!
司会や企業研修講師のお仕事で毎日ハッスルしておりますが、私の趣味はなにより仕事と推し活(子どもたち)です。

TVh「旅コミ北海道」のレポーター時代に、ロケでよくお世話になったホテル大雪 ONSEN &
CANYON RESORTさんに、10年ぶりにお伺いすることになりました。
名付けて・・・「親子で行くホテル大雪の旅」です。札幌を出て向かったのは、「大雪かみかわ
ヌクモ」。 https://nukumo.net/
廃校を利用した、子連れに最強な無料の遊び場で、そびえ立つ木の壁は、大人も挑戦したくなります。大きなふわふわブロックで、兄弟そろって階段を作ってみたり、平均台にしてみたりと楽しそうに遊んでいました。
中には有料スペースがあり、チームラボ監修のプログラミングができるコーナーも。
この日も小学生たちが自分の描いた絵を使って大型スクリーンに投影しながら真剣に取り組んでいましたよ。

1時間汗だくになった子どもたち。ようやく説得の末、層雲峡に向かうことに。
2人とも滝を見たことがなかったので“銀河の滝”へ。
長男「みて!お水たくさん落ちてる!どこからきたの?あのお水さんはどこへ行くの?」と興味津々。
次男「こわいいいぃ。たき?おかぁしゃん、これたき?」と、各々思うことがあったようです。
神々の遊ぶ庭〝カムイミンタラ〟大雪山と呼ばれるここは、緑が濃く、大迫力の滝は圧巻。涼やかな滝の雫の中で、虫探しや滝の音に聞き入るなど神々のみならず我が子たちも遊ばせてもらいました。
“上川カムイ”を肌で感じられたかな?

30分ほど眺め、やっと目的地のホテル大雪へ。

リニューアルした館内は木の温もりあふれ、子どもたちもキャッキャと楽しそう。
一階の奥にはキッズスペースがあり、ハンモックはぶらんこのように、三角テントは出たり入ったり、また木のおもちゃなどで遊んでいました。

「和房
雪花」と名付けられたお部屋に入ると「うわぁー!おかぁしゃん!さっき見た川だよ!見えるね!お風呂、一緒にちゃぷちゃぷしようね!」と、下の子が眺めの良いお風呂を目の前に感動した様子。
あーかわいっ!!もちろん、一緒にあとで入ろうね!と会話をしたところで・・・

〝4〟のロウソクに火がついたデザートプレートがお部屋に。
そうなんです、長男の誕生日が近く、ここホテル大雪でお祝いさせてもらいました。

照れて動画すら撮らせてくれない始末でしたが、満足そうにデザートを頬張り、いざ夕食会場へ。
やっぱり子連れはビュッフェが1番!
自分が食べたいものを取りに行けるのは、子どもたちが何歳になったらできるのでしょうか・・・
とにかく走り回らないよう椅子にロック!
白老牛のステーキ、蝦夷鹿ロースト、自らつくるアサリの酒蒸し、ジンギスカン、豚しゃぶ、ホタテの貝焼き、そして天ぷらは、たらんぼ、たけのこ、えびなどビュッフェの枠を超えた豪華料理がずらり。
子どもらにありがたくも無塩のトマトジュースも良かったなぁ!正直、レベルが違う・・・
本当に美味しいものばかりで驚きました。
辛口評価な夫も、ビュッフェで感動するのは久々だと喜んでいました。
私は〈飲み放題〉のウィスキー、サワーやビールに舌鼓。うふふ。
美味しいお料理とお酒に大満足でした。

夜にはアイヌの踊りと歌がロビーで開催され行ってみることに。
ムックリの音色が気に入ったようで、口をぽかーんと開けながら真剣に聞き入っている長男。最後は一緒に輪になって踊り、記念写真も撮っていただきましたよ。

いつもなら、とっくに寝ている時間でしたが、
おふろーーーー!!と、部屋に入るや否や、自ら浴衣を脱いで可愛いおしりを出してすっぽんぽんになる子どもたち。
30分ほどプールのように楽しみ、お風呂からあがると電池が切れたかのように爆睡の2人。
私は2人が寝静まってから1人でお風呂に。
やだーーーー!!!最高すぎる・・・。
毎日子どもらとお風呂に入っているので、自分の体洗ったかな?と思うほどバタバタです。こうして足を伸ばして1人でお風呂に入れるなんて1年ぶりのことでした。
アメニティは〝T'AIsetsu 〟ホテル大雪オリジナル商品です。シャンプーだけで髪はトゥルン!ラベンダーのいい香りが最高の時間を高めてくれましたよ。売店でお土産にもこれは喜ばれそう。

朝起きると、ここ層雲峡の新緑ならぬカムイたちが作り出す“神緑”が広がる大自然にうっとり。
子どもらは起きてすぐ部屋のお風呂に入り、朝風呂を満喫。
朝食もこだわりの詰まったビュッフェをいただき、後ろ髪を引かれながらチェックアウト。

「層雲峡ビジターセンター」に着くと、
「おかぁしゃん!こわい!くましゃん!!」と3m近くある熊の剥製に次男はタジタジ。
中に入ると大雪の全貌がわかる模型がありました。ボタンを押すとその場所が光る仕組みがおもしろかったようで20分ほど滞在しました。

その後、向かった先は層雲峡から1時間ほどの「旭山動物園」。
札幌では会えなかったカバが一番のお目当てです。大きな口を開けてくれたおかげで、絵本に出てくる度に旭山動物園の話ができそうです。
アザラシがお腹を上に向けて筒の中を自由自在に行き来する姿が羨ましかったのか?僕もできるもん!と長男がはりあっている姿に私も苦笑い。プール教室でやってみようねと、会話が尽きません。
他にも猿と一緒に飼われていた、いのしし。十二支を覚えたばかりだったので、いぬいの猪だ、と目を輝かせていました。
あっという間に4、5時間が経ち、雨がポツポツ降ってきたところで楽しかった〈ホテル大雪の旅〉は終わりです。
子どもが生まれてから初めて上川町に行きましたが、1秒たりとも無駄にせず充実な時間を過ごすことができました。
この記憶を残してあげたいと、私は帰宅後すぐに写真の選定。行った先々での出来事をお話しできるようにフォトアルバムを作っています。
大きくなっても、このホテル大雪の旅は心のどこかにそっと寄り添っていますように・・・

*青山氏からのメッセージ:
学生時代から旅が大好きで、北海道内はロケでもプライベートでも回っていました。それに留まらず海外も42の国や地域に行き、セブ島、NY、シドニーに留学に行った経験もありました。
大好きだった旅も、子どもたちがいると今までのようにサクっと行くことはできません。
しかし、何度もロケで訪れているはずの層雲峡なのに、子どもたちと一緒だと全く別の場所に来たような感動を味わえます。
今まで気がつかなかった緑の香り。虫の鳴き声に似ている鳥の声もあること。層雲峡の岩肌が怪獣に見えること。滝の音がお風呂のシャワーとは違う音であること・・・
子どもたちが発見し表現してくれる一つ一つが何より素晴らしくポエムのようで、感動の連続でした。
札幌から少し遠いかな?なんて疎遠になっていた層雲峡でしたが、子どもたちと一緒に来られたことが何より財産です。
次は氷瀑まつりを見せてあげたい。春夏秋冬をどう表現してくれるのか、今から楽しみです。

プロフィール:
青山 千景
北海道観光大使・フリーアナウンサー・研修講師
14歳でCMデビューし、18歳から11年間STVラジオパーソナリティ、
13年間TVh「旅コミ北海道」レポーターとして活動。
2014年より札幌観光協会認定札幌観光応援コンシェルジュ、
2017年より北海道観光大使を拝命。
現在は北海道立農業大学校の非常勤講師や、年間100本ほどの企業研修や講演講師もつとめながら4歳と2歳の息子の母としても日々奮闘中。
Webサイト: https://www.aoyamachikage.com/
Instagram: https://www.instagram.com/chikage.aoyama/